利酒師 毛馬の日本酒だより

毛馬 克紀 プロフィール

57階レストラン「ZK」マネージャー
毛馬 克紀 (Katsunori Kema)

大阪市内のレストランやホテルなどで経験を積む。シニアソムリエを始め、ジュニア・バーテンダー、焼酎利酒師など様々な資格を持ちレストランサービスにおいて精通しているスキルを持つ。2014年に大阪マリオット都ホテル入社。2015年に日本酒 利酒師を取得。


取得資格:シニア ソムリエ / 草月流 師範 / 表千家 茶通箱 / ジュニア バーテンダー / 和食検定 実務レベル2級 / 国家検定資格 料飲サービス士 1級 / テーブルマナー講師 西洋料理 / 日本料理食卓作法講師 /調理師 / 焼酎利酒師

2017/11/15号

「ZK」のスタッフが研修で福島の酒蔵を見学し、感銘を受けて帰ってきました。
「福島のお酒をもっとアピールして欲しい」とリクエストがありましたので、
今回は福島の日本酒を3本紹介いたします。

大七 純米生酛
130ml 1,400円

大七酒造は福島県の中通りの北に位置する二本松市にある酒蔵です。1752年(宝暦二年)の創業以来、日本酒の伝統的な醸造法である「生もと造り」一筋に、豊潤な日本酒を醸していて、2008年の北海道洞爺湖サミットの乾杯酒に採用されたことでも有名です。

“純米生酛”は大七の代表銘柄です。香りは穏やかで、チーズを思わす“生酛”由来の乳酸系や白桃のコンポートの上品さを感じます。味わいはまろやかでボリュームがあり、余韻に心地よい苦味と酸味がコクとボディを与えています。燗でいただきたいお酒です。

よく合うメニュー

“柿の葉盛り 鮭南蛮焼き 真名鰹柿味噌焼き”
(和食コース「旬彩」11月のメニュー焼き物)
“炙り甘鯛とたら白子豆腐の蕪蒸し”
(和食コース「星雲」11月のメニュー留め肴)
“ラルドで覆った鹿ロース肉のロースト
 ベリーソース添え”
(洋食コース「Specialite」11月のメニュー
 メインディッシュ)
など

蔵元名

大七酒造株式会社(福島県 二本松市)

原料米

五百万石

精米歩合

扁平精米 65%

日本酒度

+3

酸度

1.8

冩樂 純米吟醸 播州山田錦(火入れ)
130ml 1,600円

福島県の會津若松市にある観光地としても有名な、鶴ケ城のすぐ近くにある宮泉銘醸が醸す“冩樂”は、世界一おいしい「市販酒」を決める日本酒のコンペティション「SAKE COMPETITION 2014」にて純米酒部門、純米吟醸酒部門で1位を獲得するなど、最近注目を集める銘柄です。兵庫県産山田錦を50%まで磨き醸した純米吟醸酒。搾ってすぐに瓶詰めし氷点下で貯蔵しています。

枇杷や柿などのやさしい秋の果実を思わせる穏やかな吟醸香とフルーティーな酸味があり、フレッシュ感を楽しめます。米の旨味も感じられ、上品で柔らかく円い口当たりでキレがあります。どんな料理にも合う食中酒です。

よく合うメニュー

“清汁仕立て かに柚香東寺巻き”
(和食コース「絶景」11月のメニュー椀)
“鴨蒸しロースと海老芋豆腐 べっこう餡かけ”
(和食コース「旬彩」11月のメニュー先付け)
“鰆のポワレと凝縮蕪 トマトとバジル風味の鼈甲餡”
(和洋折衷コース「Ensamble」11月のメニュー
 魚料理)
など

蔵元名

宮泉銘醸株式会社(福島県 会津若松市)

原料米

山田錦

精米歩合

50%

日本酒度

+3

酸度

1.5

喜多の華 特別純米辛口 金澤屋
130ml 1,200円

「喜多方で一番の酒を目指す」と「喜多の華」の名を付けた喜多の華酒造場は、大正8年に創業した福島県会津の北、喜多方市の酒蔵。地元産の酒造好適米と昔ながらの手作りにこだわり少量を丁寧に醸す小さい蔵で、この辺りで最も創業の若い酒蔵です。

穏やかで、わずかに原料由来から来る水飴や和三盆の香り。口当たりはさらっとしながら、米の旨みがじわじわ漂い後味のキレが絶妙です。飲み飽きしない味わいを追求したこだわりの純米酒です。

よく合うメニュー

“鴨つみれと蕪の小鍋仕立て”
(和食コース「旬彩」11月のメニュー小鍋)
“目板かれい造り 鮪角造り 烏賊へぎ造り
 車海老湯洗い”
(和食コース「絶景」11月のメニューお造り)
“鹿もも肉の真空調理 温製カルパッチョ仕立て
 キノコのデュクセルと共に”
(洋食コース「Specialite」11月のメニュー
 魚料理)
など

蔵元名

喜多の華酒造場(福島県 喜多方市)

原料米

美山錦・チヨニシキ

精米歩合

60%

日本酒度

+10

酸度

1.2

ZKでは、利酒師 毛馬がセレクトする“特選 日本酒飲み比べ 三種セット”(各60ml 2,200円)も
週替りでご用意しております。

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