利酒師 毛馬の日本酒だより

毛馬 克紀 プロフィール

57階レストラン「ZK」マネージャー
毛馬 克紀 (Katsunori Kema)

大阪市内のレストランやホテルなどで経験を積む。シニアソムリエを始め、ジュニア・バーテンダー、焼酎利酒師など様々な資格を持ちレストランサービスにおいて精通しているスキルを持つ。2014年に大阪マリオット都ホテル入社。2015年に日本酒 利酒師を取得。


取得資格:シニア ソムリエ / 草月流 師範 / 表千家 茶通箱 / ジュニア バーテンダー / 和食検定 実務レベル2級 / 国家検定資格 料飲サービス士 1級 / テーブルマナー講師 西洋料理 / 日本料理食卓作法講師 /調理師 / 焼酎利酒師 / J.S.A. SAKE DIPLOMA / 酒匠

2019/5/1号

元号が「令和」になり、新しい時代が始まりました。
5月7日(火)からスタートする「高知県フェア」に因んで、
高知県のおすすめの日本酒を3本ご紹介します。

酔鯨 純米吟醸 吟麗 『令和ラベル』
130ml 1,500円

高知市内唯一の酒蔵である、酔鯨酒造は、坂本 龍馬の像が立つ桂浜の近くの長浜地区に蔵があります。“酔鯨”の銘柄は幕末の十五代土佐藩主 山内 容堂の雅号「鯨海酔候」に由来しています。今や日本だけでなく、世界各地でイベントを開催し日本酒の美味しさを発信しているワールドワイドな酒蔵です。“酔鯨”の仕込み水は、環境省の「平成の名水百選」に選ばれた、高知市の北部、土佐山地区の湧水を使用し、毎日汲みに行ってるそうです。

皇太子徳仁親王の天皇即位および新元号の制定を記念した新元号「令和」ラベル。新時代の幕開けを祝うお酒としておススメします。「令和」ラベルの“酔鯨 純米吟醸 吟麗”は、本格的に吟醸酒造りを始めた最初のお酒で、現在では看板酒になっている銘柄です。米は地元米の松山三井を使っています。穏やかで、ほのかにやさしい甘い香りがあり、軽やかで、柔らかい飲み口。シャープな酸と柔らかな甘味とのバランスが良く、後から来る旨味を伴なう余韻が長いのでしっかりとした味わいの料理と非常によく合います。鰹料理にピッタリのお酒です。

よく合うメニュー

“いさき重ね造り 間八へぎ造り
うつぼ薄造り どろめ 鰹叩き”
(和食コース「旬彩 ~高知県フェア~」
  5月のメニューよりお造り)
“フォアグラ羽二重蒸し 霰野菜のせ”
(和食のコース「絶景」
  5月のメニューより温物)
“もち鰹の軽いスモーク
 高知県岡崎農園のトマトのマリネ
 茗荷のドレッシング”
(洋食コース「Specialite ~高知県フェア~」
 5月のメニューよりオードブル)
など

蔵元名

酔鯨酒造株式会社(高知県 高知市長浜)

原料米

松山三井・中手新千本

精米歩合

50%

日本酒度

+6.5

酸度

1.7

美丈夫 純米大吟醸 鄙(ひな)
130ml 2,200円

高知県の東部、太平洋に面した安芸郡田野町は、かつて上流域から集まる木材の集積地として栄えていました。美しい森林から生まれる豊かな水。明治37年、回船問屋を営んでいた二代目浜川 金太郎は、このやわらかな水を生かして酒造りを始め、“浜乃鶴”と名付けました。1978年に五代目現蔵元の濱川社長が蔵に入り、先代社長や蔵人の反対を押し切って吟醸酒造りを始め、「自分が飲みたいと思う酒を造りたい!」その一心で生まれたのが、1991年に製品化された“美丈夫”です。 生産量は追わず、手造りで、何よりも酒質を追い求めてきたお酒です。「鄙(ひな)」とは、田舎をあらわす古語。都の優雅で上品なさまとは好対照の美しい自然やゆったりとした大らかさを連想させる言葉です。

青リンゴや柑橘のキャンディーを思わせる華やかな香り。柔らかく軽やかな飲み口で、ジューシーな甘味と旨味のバランスが良く、抜群のキレがあり、飲み飽きしない最高の食中酒です。是非ワイングラスでお楽しみください。

よく合うメニュー

“金目鯛の山椒焼き
土佐はちきん地鶏の黄身酒盗焼き
酢取り花茗荷”
(和食コース「旬彩 ~高知県フェア~」
  5月のメニューより焼き物)
“冷やし炊き合わせ 煮穴子豆腐
蛸柔らか煮 茄子和蘭煮 ミニオクラ
丸南京 万願寺唐辛子”
(和食のコース「星雲」
  5月のメニューより留め肴)
“高知県産の魚介類のフリット
小魚の出汁のウミド”
(洋食コース「Specialite ~高知県フェア~」
 5月のメニューより魚料理)
など

蔵元名

有限会社濵川商店
(高知県 安芸郡田野町)

原料米

山田錦

精米歩合

45%

日本酒度

+3

酸度

1.5

文佳人 純米吟醸 リズール
130ml 1,400円

高知の銘柄“文佳人”は明治10年創業で、現在5代目となる蔵元杜氏が石数を増やすよりも、しっかりしたお酒を造ることに重きを置き、少量の仕込・無濾過・瓶燗火入れ後-5℃貯蔵というこだわりを持って醸しています。リズールとは「文学を深く味わう読書人」という意味です。ただ飲んで酔うだけでなく、深く味わって楽しんでほしいという思いが込められています。そのため原料米や日本酒度などのスペックは敢えて非公開にしています。

柑橘系の爽やかな香りが穏やかに感じられます。フレッシュな飲み口で、やさしくジューシーな甘みと、生き生きとした酸、キレもありバランスの取れたお酒です。従来の文佳人より1度、アルコール度数を下げ、より盃がすすむように設計された無濾過原酒のお酒です。

よく合うメニュー

“高知県産の魚
塩焼き 又は ちり蒸し”
(和食コース「星雲」
  5月のメニューより強い肴)
“国産牛ロース肉のロースト
白味噌バターソース添え”
(和食のコース「絶景」
  5月のメニューより留め肴)
“鮑の柔らか煮 ホワイトアスパラのエチュベ
うるめ鰯と鮑肝のソース”
(洋食コース「Specialite ~高知県フェア~」
 5月のメニューより温前菜)
など

蔵元名

株式会社アリサワ
(高知県 香美市土佐山田町)

精米歩合

50%

ZKでは、利酒師 毛馬がセレクトする“特選 日本酒飲み比べ 三種セット”(各60ml 2,200円)も
週替りでご用意しております。

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