鵜方(うがた)のあおさ漁

美しい緑のじゅうたん

志摩時間 2018年春号より

生産量、日本一。

キラキラと海面に反射する太陽の光。緑のじゅうたんと比喩され、生産量日本一の三重のあおさ養殖を、田畑養殖場三代目の田畑圭一さんに案内してもらいました。

鵜方のあおさ漁

生育に合わせて網の場所を変えたり高さを調整するなど、人の手が掛かります。潮の満ち引きで海に出入りするあおさは、太陽の光と養分を含んだ海の水が育てます。この辺りの郷土料理でもあります。

ところで田畑さん。おすすめの食べ方は?
「やっぱり味噌汁と天ぷらやなー」

あおさの郷土料理。

和具の漁村の風景

〜海の旬を食す。ここは御食つ国(みけつくに)、志摩。〜

太陽と潮の香り。
漁村独特の古民家や細い路地。カメラ片手にシャッターを切れば絵になる。そんな昔ながらの町並みが残る志摩市志摩町和具(わぐ)へ、あおさの郷土料理を訪ねました。

あおさの味噌汁

まずは味噌汁。口へ運ぶと湯気と一緒にあおさの風味が鼻を抜けます。
「昔は家族で岩場にあおさ捕りに行きました」
そう話すのは志摩の郷土料理の保存や情報発信を行っている、志摩いそぶえ会、会長の石原さん。

近年、あおさはメディア等で美容や健康に良いと紹介されています。サミットを機に注目食材となり昨年はキロ単価が伊勢海老を超えたとも言われています。
「昔からこの辺りでの家庭ではいつでも旬の海の食材がありますよ」
古来より朝廷に食材を納めていた御食つ国志摩の豊かさを実感。

あおさの天ぷら

最後に、あおさの天ぷらを一口。
サクッと香ばしいそれは、太陽と潮の香りがしました。

旅の想い出

あおさパン

生地に粉末のあおさを練り込んだ香り高いロールパン。ショップでの販売と、レストランでご提供しています。

あおさバター

あおさを中心に5種類の海藻を使用した、樋口総料理長おすすめの風味豊かなバター。「ラ・メール」でご提供しております。

あおさアイス

バニラベースのアイスに粉末のあおさを練り込んだ香り高い商品。カフェ&ワインバー「リアン」でご提供しています。

取材日

2017年12月

志摩観光ホテル季刊誌「志摩時間」

伊勢志摩の地は、ゆるやかな時間の流れに合わせて、表情を少しずつ変えながら、四季折々の味覚や色彩を私たちに届けてくれます。
そんな季節の移ろいとともに、志摩観光ホテル季刊誌「志摩時間」では、地元の文化や豊かな自然などを通じて、伊勢志摩の四季をご紹介しています。